大好き、ばいばい【実話】


一瞬周りの音が消え、


ただ彼だけが見えているように感じた。






やっと...


会えた。













あの時のように

一番後ろの席で

頬杖をしながら外を眺める彼の横顔。




さらさらの黒髪に大きな黒い瞳

透き通った白い肌


ふっくらしたピンクの唇。






何も----



何も






変わってない。
















< 12 / 20 >

この作品をシェア

pagetop