キラめく堕天使

元々のオレの姿だったらつっかえていたに違いない。

 スリムだというコトはいいことだな。

 自嘲気味に思いつつ、先へ進む。

 穴は少しづつ広くなりながら、上へ向かっていた。

 足元に水が出現しだした。

 どうせ全身濡れているのだから、構わずばしゃばしゃと、子供のころ水溜りで遊んだように豪快に踏み越えた。

 ちょっと楽しい。

 身の丈ほどに地面からせり出した岩を乗り越えようと、身を乗り上げた。

ぬるぬるする岩肌に手を取られ、向こう側に勢いよく頭から突っ込む形で落ちた。

 激痛が頭を襲う。

 ハズが、なんだか固くない物に突っ込んで止まった。

 
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