キラめく堕天使

 艶やかに、その姿を変えた、アメシスを見た。

 いや、彼女はルキシルなのだ。

「どうして、ジュランからピアスを奪ったの?」

「あら、簡単なことよ。

あたしはアメジストの力を利用してこの力を絶大に引き出せるタイプの、フィックスなのよ」

 フィックス!

彼女もそうだったのか。

じゃあ、彼女は同類のジュランをあんな目に会わせた訳か。

「私は最高のアメジストを得て、魔王の一人までのし上がったわ。

けれど、フィックスだってだけで、敵が多かった。

だから、そのままの力に甘んじているわけにいかなかったの。

だから、もっと力の強い石を手に入れなければならなかったのよ」

 それが、ジュランのルビーだ。

 
< 197 / 212 >

この作品をシェア

pagetop