キラめく堕天使
コレが、フィックスの本性なのだ。
そして、食らっているのは、フィックスでありながら、知能がある自分に気付いてくれ、普通に、低級魔族として暮らせるだけの知識と魔力を目覚めさせてくれた大恩人だった。
月日をかけ、オレを抜け殻のようなフィックスではなくしてくれた彼の前で、オレは、オレのフィックスとしての本能は突然彼に牙を向いたのだ。
オレは彼を食ってしまった。
その自分への深い嫌悪と憎しみで、オレは苦しんでいるのだ。
オレは胸を掻き毟った。
何かが落ちた。
目の端で、カードを捕らえた。
シュロスのいた、木の家の扉の絵。
オレはそれを拾い上げた。