荊姫~第二章~
「私は……私はっ!!」

ユキは震えて下を向いた

「………家が…人が……っ」

「落ち着け、大丈夫だ……だから、落ち着いて話せ」

少年は震えるユキの肩に手を置いた

ユキの震えは次第に落ち着いていった

「……もう一度聞く…何を見たんだ」

少年はユキに聞いた

ユキはゆっくりと口を開いた

「……どこかの村にいて…家が燃えていて……」

「………」

「紫の髪の男が……人を殺していて……」

「紫の髪の男!?」

少年は驚いたように目を見開いた
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