荊姫~第二章~
「あと……茶髪の女の人が…私に首に手をかけて」

ユキはそういいながら

自分の首に手を当てて

怯えたように震えながら

「『どうして殺したの、ユキ?』……って」

と言った

「っ……なん…だと……」

少年は動揺した様子で固まっていた

ユキは恐る恐る少年を見た

「……それは…本当か?」

「……本当…です…」

ユキは俯いてしまった

少年は目を伏せ拳を握った

そのとき

―クスクス……惨めなものね…

女の声が聞こえた
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