荊姫~第二章~
森の中は暗くなく

ところどころ太陽の光が差し込んでいた

しばらく道なりに進んでいたが

何もなかった

「あれ?おかしいですね……誰かいるような気配がしたんですが…」

ユキがそう呟いて

耳を澄ました

すると

「……声?」

声が聞こえた

だがその声は喋るという類のものではない感じがした
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