荊姫~第二章~
男は歩みを止めず

その槍を弾き返した

槍は真っ直ぐ老人に向かっていた

『なっ!?』

「っ危ない!!」

ユキは慌てて老人を庇うように前に立った

「(……ごめんなさい、みんな………私、先に死にます)」

ユキは覚悟して目を閉じた
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