荊姫~第二章~
しかし

『うがぁっ!!』

「………え?」

ユキに痛みはこず

後ろから声と

何かが地面に倒れる音がした

ユキが恐る恐る振り向くと

「……嘘っ、なんで…」

老人が倒れていた

『じいちゃん!!』

周りにいた人々が集まってくる

「私確かにこの人の前にいたのに……」

ユキが立ち尽くしていると

目の前が紫で染まった

ユキが顔を上げると

男の背中が目の前にあった
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