処女上等!
猛は無我夢中で走った
もちろん行き先は秋穂の家だった
携帯のアドレスから秋穂の名前を削除したことを今更後悔する
季節は夏が終りを迎えた頃だったが走るとさすがに汗が滲み出た
夕日が猛の行く手の邪魔をする
秋穂の家に着く頃にはシャツが汗で濡れ髪から汗が滴った
家に着いた猛は大きく深呼吸してチャイムを押した
数秒後、インターホンから声が聞こえた
秋穂の声だ
猛は唾を飲み込み言葉を絞り出す
『話しがある。公園で待ってるから!』
………