虹色に変わる恋
菜月の話を聞くと、その婚約者とやらは、かなりの遊び人らしく、結婚しても、他に彼女を作るから、自分と結婚しても幸せにはなれない。愛のない結婚だと言ったそうだ


「私…親に捨てられちゃったのかな…会社の為に…結婚しなきゃ…いけないのかな?」


そう言って涙を流す菜月を俺はどうすることも出来なかった


本当はすぐにでも、抱き締めてやりたい


でも…


俺が触ると消えてしまうんじゃないか、もしかしたら夢なんじゃないかと思う程、儚い白いオーラを出していた


「どうしても…結婚しなきゃいけないのか?」





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