グリンダムの王族
不意にアランの手が、去っていくセシルの腕を掴んだ。驚く間もなく引き寄せられ、抱きしめられた。
苦しいほど強い力だった。
セシルはとっさに何が起きているのか理解できなかった。
そして自分がアランの腕の中に居ることに気づくと、なおさら混乱した。
「アラン、、、」
名前を呼んだら、また涙が出た。「離して、、、」
囁くようにそう言った。
言いながら心の中では全く逆のことを叫んでいた。
アランは何も聞こえていないかのように動かない。
「お願い、離して、、、」
「―――嫌です」
アランの声が耳元で聞こえる。
”命令じゃないんだから、断ってもいいのよ”
”はい。断りたいときは断ります。”
かつて彼と交わした言葉を思い出す。
―――もうダメ、、、。
セシルはアランの背中にしがみついた。
堰を切ったように嗚咽を漏らす。
暗い庭園の中、2人は固く抱き合った。
「アラン、、、アラン、、、」
会いたかった。恋しかった。
ずっとずっと忘れられなかった。
名前を呼ぶたびに閉じ込めていた想いが溢れ出す。
アランの腕が全てを受け止めるかのようにセシルを抱いている。
やがて体を離して見つめ合うと、2人は引かれあうように唇を重ね合った。
求め合うように口付けながら、セシルの腕がアランの首にしがみつく。
その体に縋り付き、黒髪に指を潜らせた。
かつて何度となく触れたアランの腕、背中、髪、、、。
もう二度と触れることはできないと思っていた。
愛おしくて苦しくてたまらない。
それでもこの時間は、今だけ。
そう思うと、離れることができない。
セシルは何度もアランにキスをして、その体を抱きしめた。そして目を閉じる。
苦しいほど強い力だった。
セシルはとっさに何が起きているのか理解できなかった。
そして自分がアランの腕の中に居ることに気づくと、なおさら混乱した。
「アラン、、、」
名前を呼んだら、また涙が出た。「離して、、、」
囁くようにそう言った。
言いながら心の中では全く逆のことを叫んでいた。
アランは何も聞こえていないかのように動かない。
「お願い、離して、、、」
「―――嫌です」
アランの声が耳元で聞こえる。
”命令じゃないんだから、断ってもいいのよ”
”はい。断りたいときは断ります。”
かつて彼と交わした言葉を思い出す。
―――もうダメ、、、。
セシルはアランの背中にしがみついた。
堰を切ったように嗚咽を漏らす。
暗い庭園の中、2人は固く抱き合った。
「アラン、、、アラン、、、」
会いたかった。恋しかった。
ずっとずっと忘れられなかった。
名前を呼ぶたびに閉じ込めていた想いが溢れ出す。
アランの腕が全てを受け止めるかのようにセシルを抱いている。
やがて体を離して見つめ合うと、2人は引かれあうように唇を重ね合った。
求め合うように口付けながら、セシルの腕がアランの首にしがみつく。
その体に縋り付き、黒髪に指を潜らせた。
かつて何度となく触れたアランの腕、背中、髪、、、。
もう二度と触れることはできないと思っていた。
愛おしくて苦しくてたまらない。
それでもこの時間は、今だけ。
そう思うと、離れることができない。
セシルは何度もアランにキスをして、その体を抱きしめた。そして目を閉じる。