グリンダムの王族

「あれぇ?!いつの間に??」

カインが驚きの声をあげた。
彼の目線の先では、ファラントの王子夫婦が口付けを交わしている。

ラルフもそれに気付き目を丸くした。

「、、、さすがセシルだな」

「いや、さすがクリス王子だよ」

2人は意味の分からない会話をしつつ、朝焼けに包まれる若い2人の姿を眺めていた。

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