幽霊〜ゴースト〜ストーリー
早川さんの家の近くはすでに大勢の野次馬や警察が来ていた。

おばさん達が口々に
可哀想にね〜
何で自殺なんてしたのかしら?

…と、他人ごとのような口調で言っている。

私達は人混みを避けながらいのッチの家へ向かった。

―…ピーンポーン…―

「…はい…」

ガチャッと弱々しくドアを開けたのはいのッチのお母さんだった。

「あら…香苗ちゃんに沙羅ちゃん…。いのなら部屋にいるわ…。どうぞ上がって」

いのッチのお母さんの声はさっきまで泣いていたのを物語っていたようなかすれ声だった。
目も赤くなってしまっている。

「ありがとうございます。お邪魔します…」

私達は靴を揃えていのッチの部屋へと向かった。
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