不思議の国のアイツ -暴走族総長純情伝-
「・・・はぁ~・・・しょうがないなぁ~。」
私は、渋々、了解する。
ミヤビとマイが、満面の笑みに変わる。
「・・・ところで、何で、そんなにケーキ屋に行くの嫌なの?」
ミヤビが聞いてきた。
「・・・太りそうじゃない?」
私は、適当に答えて誤魔化しておく。
「・・・なるほど。」
ミヤビとマイが、疑問を抱くことなく、素直に受け入れる。
私は、その2人の態度がちょっと納得いかなかったけど、ここは受け入れておいた。