かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~


-次の日-


「昨日は寝てた。ごめん」


そんなそっけないメールが着た…。

モヤモヤは一層大きくなった。



でも私はどうしても話したくて、意を決して電話してみた。



「もしもし?」

「ごめんね、朝から電話して…」

「別に…かまわないよ」


いつもの陸くんの声なんだけど…

なんだかそっけない冷たい感じがした。


「あのね…今日…朝一緒に行かない?」

「え?あー…俺今日早いんだ…」

「…そうなの。なら仕方ないよね…でもね…実はね昨日…」

「ごめん。俺急いでんだ。悪いけど切るわ…」

「え?」



ガチャン…


ツーツーツー


もう気付いたら切られてた…




何で?

陸くん?


本当に陸くん?


昨日の事…話したかったのに…

怖いから一緒に電車に乗って欲しかったのに…

何で…?話も聞いてくれないなんて…

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