闇孤児院
あそこときいた時から恐怖が
全身をおおっていた。
作業もままならずに・・。
そして罰・・。
体が限界にきていた。
いつの間にか雨の日に
少女とであった場所に来ていた。
しばらくすると少女が向かいの戸
から投げ出されていた。
泣いて許しをこっていた。
しかし戸はしめられ再びあのときと
同じように少女がこちらを向いた。
「死神さん・・。」
少女がこちらにかけてきた。
「死神さん?」
目の前に立った少女は顔をのぞきこませて
問いかけた。
「死神じゃないよ、殺し屋だよ」
少女は少し考えたようにうつむいて
顔をあげると
「殺し屋さん、私を殺して?」
そう言ったのだった。