♂最強SPたちの恋愛事情♀
「ぐすっ……そういえばルカ……ウチとどっか行きたいって言ってたよね。」
「「え」」
私とルカ君の声が重なった。
てか、聞いてないと思ってたのに……
「いや……その、えっと……無理しなくても「無理!?ふざけんじゃない!!
デートでもなんでも行くわよ!!ほらっ、早く準備しなさい!!」
さっきの涙はどこにいったのか、勇ましく立ち上がった夢乃は、ルカ君の手をひいた。
「ええっ!!いまから行くの!?」
「何?文句あるわけ?今行かなくていつ行くのよ!?
さあ、行くわよ!!
舞っ、留守番よろしく!!」
あわただしく早口にそう残すと、夢乃はドアを勢いよく開けて出ていってしまった。