転校生は王子様♂
耐えれなくなって、
ダッシュで竜ちゃんの部屋に駆け込む。
まだ、明りがついている。
立っている竜ちゃんに抱きついた。
「・・・どうした??」
「・・・こわ・・・い…の。」
自分の声で、自分が泣いてることに気付いた。
最悪・・・。
「何が??」
「一人でいるの。
一緒に寝ちゃだめ??」
たぶん、竜ちゃんはすごい困ってるだろう。
邪魔な奴、うっとうしい奴って思ってるだろう。
嫌われるの嫌だけど。
でも、あの空間にだけは耐えれない。
「いいよ??」
竜ちゃんは優しい声で答える。
そんな竜ちゃんが、やっぱり好きだよ・・・。