一期二会 ~いつかのX'mas~
「戸部さんごめんね」
「…別に大丈夫です」
私は冷静を装いながらも心では興奮していた。
憧れの校舎に居るんだもんっ!!
ただ隣が理斗だったら1番良かったのに。
「はぁ…」
「大丈夫?」
!!!やば!!ついため息が!!
「すっすみません!」
「戸部さんと話した事は今日が初めてだけど、戸部さんが俺のクラスの生徒である限り絶対戸部さんやみんなを守るから、安心してな」
不思議と紀野先生を見つめていた。
そしたら職員室に着いていた。
「戸部さんありがとう!じゃ気をつけてな」
「さようなら」
私は何故かわからないけどとにかくこの場を離れたくなった。
無我夢中で理斗の元へと走った。