空を見上げる
「そういえばさ、
どこの高校?」
空くんがとろろ蕎麦を
食べながら
私に質問をする。
「…どこだっけ?」
はは…
リアルに自分の学校
忘れるって…
私アルツハイマー?
「なにそれ…(笑)
まぁいいや。」
そう言いながら空くんは
笑いながら蕎麦を食べる。
そういえば、
お腹が鳴ったのって今日の昼
食べてなかったからか…
うーん…
鳴ってなかったら
今頃はあのまんま
きっと別れてたよね…
でも、かといって
お腹鳴るってさ…
女としてどうなのさ…
一緒にお蕎麦
食べてるのはいいけど…
うーん…良かったんだか
良くないんだか…
そんなことを
考えていると、
「ごちそーさん!」
と空くんがお箸を置く。
「…早っ!」
*・・