あいらぶゆー2
『…亜沙美。オレ、遊びでしかオンナは抱かねぇの。それでもいい?』


亜沙美は…きっと勘違いしてる。


両親共毎日忙しくて構ってくれず、たった一人の優しい兄貴も遠くにいってしまって…。


頼れる人は限られていて、小さい時からオレの近くにいたから…。


多感な年頃だし、憧れの気持ちが恋愛感情と混同してるんだと思った。


『…遊び?』


『そ。オレ自分本位だから優しくしねぇし、それでもいいならヤってもいいぜ。亜沙美は…それでも幸せになれる?』


『ひ…ひどいよ…。何で…そんな言い方するの?』


『…何の気持ちも持たないまま、亜沙美を抱く方がヒドくねぇ?』

< 200 / 582 >

この作品をシェア

pagetop