あいらぶゆー2
私…どこまでヤられた?


慌てて自分の体を確認する。少しはだけた胸元に捲れたスカートが、さっきまでの出来事を思い出させる。


「…冗談じゃねーよな。オレだって、ココはまだ触らせてもらってねーのに」


朱兎は楽しそうに笑うと、スカートの裾から剥き出た私の足を指差す。


「笑ってないでさっさとコイツ片付けてよ」


「オマエが殺るなつったんじゃん」


「トドメは刺すなって言っただけ。目に入らない所に連れて行ってよ」


「りょ~かい。このオレにんなコト頼むの亜沙美位だぜ?高くつくよ」


朱兎はニッと笑って、軽々男を担ぎ上げ、体育館の裏口からのそのそと出て行った。


冷えた体育館の床に腰を降ろす。
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