あいらぶゆー2
よっぽど見たかったんだ、私のコト。


カットだけで3時間もって…


どんな客だよって思うよね。


しかも…


それが高校生なんて、ね。






愛斗に連れられ、お店の近くにある公園に行く。


小さい公園。


小さ過ぎて、子供でさえ遊んでない。


ブランコもないし…


ベンチと砂場とトイレだけ。


愛斗は私をベンチに座らせると、自分は私の斜め前に、脚を開いてしゃがみこむ。


「…こっち座らないの?」


「あー。この方が落ち着く」


「ヘンなの」


愛斗は笑みを浮かべると、煙草をくわえて黙って火をつけた。





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