聖男子マリア様!? 聖なる騎士と天の歌姫
「で、悪魔将軍のほうの目途は?」
隼人が真面目な顔になる。
決着はこの学園祭のどこかでということになるんだろうけど。
「目途は付いてはいるけど。動きがない」
って言うのがまぢで正直なとこで。
「そっか」
って。
伸びをする隼人君。
「んじゃ、悪魔がのんびりしとるなら、オレもそうさせてもらうわ。折角共学の学校にも来れたんやし、楽しませてもらわな損やろ?」
って。
緊張感まるでなしだし。
「そうそう。今日の宿泊先、おまえの部屋らしいから」
「は?」
「ジブリール先生が『ぜひ我が校の生徒の生活している寮を見てみたい』とか理事長先生に話したら『お泊りは寮へ』になったらしいんよ」
つーか、女なら年齢問わずに落とせるのね、あの方。