今度は俺が恋をする
うー、凜先輩優しすぎるよ。



「ありがとうございます」



靴を脱いでベッドに入ろうとしたけど、それさえも恥ずかしい。



「俺も寝ていこっかな~」



「えっ?」



「なんでそんなに嫌そうな声出すんだよ?」



「べ……別に嫌なんかじゃないですけど」



「誰もおまえの隣で寝るって言ってないだろ?」



にやりと笑って話す凜先輩。

やっぱり優しいより意地悪だよね。



「なんなら添い寝してあげようか?」



絶対に凜先輩、私をからかって遊んでる。




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