恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─

卒業式

月日は経ち、今日は卒業式の日。2月26日。


卒業式を終えた3人は星弥達の教室にいた。





「卒業おめでとう。祐希君、星弥」
「ありがとう。聖佳」
「裕太は?」
「図書室」





昨日、一足先に卒業式を終えた裕太は図書室で待っている。





「あれだけ嫌がってたくせに……。気に入ったかな?」
「さぁ?」
「気に入ってないって。単に星弥に会える場所だから居るだけだって」
「だよね」
「お昼だけ一緒に食べない?」
「いいよ。私、先に図書室行くね」
「うん」




そういうと、星弥は図書室へ向かった。
星弥が見えなくなったのを確認すると、聖佳は祐希に話しかけた。



「祐希君。2時に予約しておいたから」
「わかった」



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