君の隣に~ヤンキーの娘の恋物語~









ドアを開けて航いんだろーと言えばげっ、ヒロとか聞こえた。






……やっぱりな。









閉まってるカーテンを開ければ、航よりも航の隣にちょこんと座ってる娘に目がいった。






……何故?どういう組み合わせだ?なんで航といるんだ?







嗚呼、あの時と一緒だ。大和くんといたときに感じたこの気持ち。










したらどうだ。由姫ちゃんは俺を見るなり慌てて出て行ったじゃないか。






「ごめん、邪魔したか?」



「うーん、まあな。」




航はけろっとしたかんじで言った。





「言っとくけどお前が悪いんだからな。屋上に来ないお前が」



苛立ちを隠せない俺はきつめの言い方をしてしまう。けど悪いのは航にかわりない。



「わーりぃな。けど俺、ちょっと面白いこと分かったかも。」



「はあ?」






わけ分からん、という風に返せば、航はあ、と何かを思い出したのか人差し指を立てた。







< 260 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop