蒼い太陽
「…優しいじゃん。」


ふわっと、アヤトはフィリシアに微笑み、フィリシアの頭をわしゃわしゃと撫でた。


「……。」


フィリシアは真っ赤になりながら何も言えずにいた。

「どうした?ダリア?」


アヤトが固まっているダリアに気が付いて声をかけた。


「あー何でもない。ちょっと、私お茶持ってくるね!フィリシアも少し休憩したいでしょ?


ちょっと待っててねぇ!!」

ダリアはフィリシアとアヤトを二人残したまま走り去っていった。


「「…」」


残された二人は走りさるダリアをただポカンと見つめていた。


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