呪われた学校
美羽は、あいつを見たようだ。
「美羽!何があったの?教えて!」
私は、必死に美羽に聞いた。美羽は、やはり震えている。
「ねぇどうして何も言ってくれないの?」
私は、しつこく美羽に聞いた。しつこく聞いていると、美羽がようやく口を開いた。
「ちょっと目を離した時だったの・・・あいつが来て・・・奈美を・・・殺した・・・」
「ーーーッ」
私は、信じられない事がありすぎてうまく声が出せなかった。
「ごめんね・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」
美羽が、私に何度も言ってきた。
「美羽が悪いんじゃない!」
そう言いたかったけど悲しみで声が出なかった。
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