呪われた学校
「梨莉花・・・これからどうするの・・・?」
美羽が恐る恐る聞いてきた。
「分かんないよ・・・でも、取り敢えず逃げないと・・・」
私は、小さな声で答えた。
「じゃあ一緒に行こう」
美羽は、私に言った。 「うん・・・」
と私は、美羽に言った。




タッタッタッタッタッ
私と美羽は今、出口の所へ走っている。
「やっと出られる・・・」
そう思った時だった。 「駄目っ梨莉花!行っちゃ駄目!」
聞き覚えのある声がした。
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