メイド in LOVE


男性は、近くにいた
もぅ1人の男性を呼び
何かを取ってこさせた。



「で、どれくらいだ?
100万か?500万か?」


そう気軽に尋ねる男性。

掲示した金額の桁に驚く。

男たちも、驚いたようで
声を出さない。


だってそうだ。

私の借金は30万

100万と言えば
ここら辺に住む者たちが
一生かかっても
稼げない金額だ。


「まぁ、良い。
こっちは時間が無い。
とりあえず100万置いていく。
足りなかったら
俺を探して請求しろ。
……じゃぁな。」


男性は札束を男の一人に
押し付け、私の手を掴み
車の方に歩き出した。




私はあまりの事に混乱し
男性に引かれたまま
車に乗ってしまった。



バタン

「ココの空気は悪い。
早く家に向かえ。」

男性は運転手に命令し
「ふぅ」と息を付いた。



私はここでようやく
男性が私を助けてくれた事に
気付いたのだ。



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