プラネタリウム ―流れ星に願う叶わぬ願い―
翌日。
夕方頃から丘の上に向かう。
「やっぱり綺麗……」
長い間、静かに星を見ていた。
「……やりたいのなら、やったらいいよ。諦めて後悔しないためにもさ」
「うん……。」
「……一人が嫌なら俺が一緒に入るしさ。もう一人じゃないんだから」
なんだかんだ言っても近くに誰か居てほしい。だから、裏切られてもまた信じてしまう。
でも、裏切られることには決して慣れなかった。そしていつしか、他人を信じなくなっていた。
なのに
『もう一人じゃない』
勇二の一言で久しぶりに心から他人を信じようと思った。
そして音菜にとって、ここが大切な場所になるきっかけが起きる――
夕方頃から丘の上に向かう。
「やっぱり綺麗……」
長い間、静かに星を見ていた。
「……やりたいのなら、やったらいいよ。諦めて後悔しないためにもさ」
「うん……。」
「……一人が嫌なら俺が一緒に入るしさ。もう一人じゃないんだから」
なんだかんだ言っても近くに誰か居てほしい。だから、裏切られてもまた信じてしまう。
でも、裏切られることには決して慣れなかった。そしていつしか、他人を信じなくなっていた。
なのに
『もう一人じゃない』
勇二の一言で久しぶりに心から他人を信じようと思った。
そして音菜にとって、ここが大切な場所になるきっかけが起きる――