*。゚*hands*゚。*
どうしたらいいのかわからなかった
ただ小さな瑠璃華の背中だけ見て俺は逃げた
俺の生きる意味が無くなってしまいそうで怖かった
俺は、瑠璃華のために何ができるのか・・・
部屋から出て、一人ドアの前で立たずんでいると
「お兄ちゃん!」
俺の目の前に立ち、ニッコリ笑うサキ
「おぅ、久しぶりだな。」
瑠璃華とはあっていたけどサキと会うのは久しぶり
俺は腰を低くしてサキの目線と目を合わせた
「サキね、ずっとぜいぜいだったの。だからね、ずーとおふとんで寝ててね、でもぜいぜいしなくなったからね、お姉ちゃんに会いにきたの!」
そう言って病室のドアに手をかけるサキ
俺はその手をそっと握った
「今日あいつ、疲れてるみたいだから明日、会いに行こう」
サキをヒョイッと持ち上げて、病室から離れた