秘密な契約と掟破りな愛
「そんなのないわよ。それより、ほら早く行きましょう?お腹空いたわ」
「そっか。行く気になってくれたんだ。よかった。行こ行こ〜」
私達は更衣室で私服に着替えると、空港を後にしてコンパが開かれる居酒屋へと向かう。
「お店への誘いが出たら、私、きっぱり断るわよ?」
「わかってるよ。朱里がホストクラブとか苦手な事知ってるから、皆には話してあるよ」
「そうなの。だったらいいけど…」
ホストクラブが苦手な理由は特にないんだけど…ただ…男の為に大金を使いたくないだけ。ただそれだけなんだけどね。