秘密な契約と掟破りな愛
「まさか……追い掛けられたまま、家へ入ろうとしてたんじゃないだろーな?」
「…そうだけど。だって、早く家入って鍵を掛けた方が安全でしょ?」
「馬鹿も大概にしたらどうだ。お前は変態野郎にやられてぇのか。そのまま家へ行ってたら家を知られたあげくにやられてんぞ」
あ…そっか…。家を知られる事まで考えてなかった。それに…確かにそれは言えるかもしれない。私、一人暮らしだし…部屋で何かあっても誰も気付いてくらないわよね…。
そう考えたら背筋がゾッとした…。