秘密な契約と掟破りな愛

「そこまで…考えてなかったわ。ただ家に帰りたい一心だった」


「まあ…普通はそうだろーな。何ともなくてよかったな」


「ええ。ありがとう。また助けて貰ったのね。借りばかり出来ちゃうじゃない」


「当たり前の事しただけだ」


「だけど…私が追われてる事、よく気付いたのね。車に乗っていたのに」


「何となくな。たまたま信号待ちしてたら、お前を見掛けて様子が変だったから着けてた」



そうだったんだ。
私…全然気付かなかった。


< 48 / 502 >

この作品をシェア

pagetop