この手で紡ぐ神の欠片
何が楽しいんだ。
「なんか意味がわかんないな」
私はやれやれと言葉を落とす。
「なんか変な会話だよね」
笑いながら詠人が言った。
眼鏡の奥の瞳が、細められる。
「そういえばさぁ」
彼は思い付くように口にした。
ん?と私は疑問符を出す。
「今日は菜生と帰ったんだ」
「…………ふぅん」
わざと目を逸らし、
さほど興味がないというように
私は適当に頷いた。
「朝、いなかったよね、2人とも」
一体なんなわけですか。
それは聞かずに、飲み込んだ。
そんな私を一瞥し詠人が言った。