紅い月
けれど




ガツンッ!!





「うおっ」






芹沢は足元にあった文机に足を取られその場に倒れそうになった。






それを見た凛はまたなんの躊躇いもなく芹沢を斬った。






「ぐわああああ」





芹沢はそんな叫びと共にその場に倒れた。





「芹沢はんっ!!」





布団の上にいたお梅は倒れた芹沢の下へ駆け寄った。





そして息をしていない事を確認するとお梅はキッと凛を睨んだ。





「こん、人殺しっ!!」





それだけ言うと芹沢の持っていた刀を自分の首元に付きつけ






「芹沢はん、今行くから待っとってやぁ・・・。」




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