紅い月
「はぁ・・・。」
土方は溜息をつきながらも沖田が持って来た湯飲みに口をつけずずっと啜る。
「山崎さん、大丈夫でしょうかね?」
「あぁ・・・アイツ、何度休めっつっても大丈夫の一点張りなんだよ。総司、お前も何とか言ってやってくれよ。」
珍しく弱音を吐く土方。
「嫌ですよ。どうして恋敵に塩を送るような真似しなくちゃいけないんですか。」
沖田はそう言いながら懐から金平糖の入った包みを取り出す。
「恋敵って・・・お前山内が好きなのか?」
「あれ?知りませんでしたか。でももうきっぱりと振られましたけどね。あの二人、どうして思いあっているのに離れていくのでしょうね。」
土方は溜息をつきながらも沖田が持って来た湯飲みに口をつけずずっと啜る。
「山崎さん、大丈夫でしょうかね?」
「あぁ・・・アイツ、何度休めっつっても大丈夫の一点張りなんだよ。総司、お前も何とか言ってやってくれよ。」
珍しく弱音を吐く土方。
「嫌ですよ。どうして恋敵に塩を送るような真似しなくちゃいけないんですか。」
沖田はそう言いながら懐から金平糖の入った包みを取り出す。
「恋敵って・・・お前山内が好きなのか?」
「あれ?知りませんでしたか。でももうきっぱりと振られましたけどね。あの二人、どうして思いあっているのに離れていくのでしょうね。」