紅い月
翌日、山南の切腹が行われた。
「嫌や!!山南はんっ!!ウチを置いて逝かんといてっ!」
前川邸の前には山南の恋人、明里が座り込んで涙を流しながら声を上げる。
「いいのか?最期に会わなくて。」
土方の問いに山南は微笑む。
「えぇ、先ほど会いました。これ以上明里の顔を見ると決心が鈍りそうで・・・始めてください。」
「わかった。総司。」
土方の呼びかけに沖田はサッと立ち上がり刀を清め山南の後ろに立つ。
「沖田君、僕がいいと言ったらその刀を振り下ろしてくれ。」
「解りました。」
「嫌や!!山南はんっ!!ウチを置いて逝かんといてっ!」
前川邸の前には山南の恋人、明里が座り込んで涙を流しながら声を上げる。
「いいのか?最期に会わなくて。」
土方の問いに山南は微笑む。
「えぇ、先ほど会いました。これ以上明里の顔を見ると決心が鈍りそうで・・・始めてください。」
「わかった。総司。」
土方の呼びかけに沖田はサッと立ち上がり刀を清め山南の後ろに立つ。
「沖田君、僕がいいと言ったらその刀を振り下ろしてくれ。」
「解りました。」