紅い月
~凛目線~




優しい、懐かしい香りに包まれている。






「やま・・・ざき・・・」






「黙っとれ。」




山崎はそう言うと、凛の唇を自らの唇で塞ぐ。





「っん・・・」






一度離しもう一度唇を寄せる。





あぁ・・・何故だろう?涙が溢れて止まらない。





凛は山崎に全てを委ねた。




山崎の唇が心地いい。














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