紅い月
土方はそれだけ言うと部屋を出て行った。






「どうする?」







「切腹はなぁ・・・」






周りからは色々な声が聞える。







くだらない。







「なぁ、凛は怖くねぇのか?」





隣にいた壱がこちらを向く。







「なにが怖いんだ?」





「だって切腹だぜ?腹を切るんだぞ?」







壱はそう言うと腹を掻っ捌くまねをする。










< 80 / 400 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop