魔女のカウントダウン☆




『ハハ…、すいません。わたしの失恋話をしてしまいましたね…』

頭の後ろを撫でながら、言う支配人

あたしは

『その年賀状、見せて貰えますか?』

と支配人に訊いた。

『良いですけど…』
支配人は不思議そうな顔をしたけど

『では、明日 見せましょう…』

そう約束してくれた。




スキー旅行最終日は、晴天に恵まれ、朝食を済ませると、あたし達は、ゲレンデに繰り出した。


ゴンドラに乗り込むと、やはり、素晴らしい銀色の世界があたし達を迎えてくれる。

『める、俺の上達振りを見て』

幸也が、そう言って斜面を滑り出した。

『待って!!』

慌てて、追いかけるあたし
幸也の描くシュプールを確認しながら、滑った。
正直、ビックリした。
あの、スキーを止める事さえ出来なかった幸也が、良くここまで上達したと思う。




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