魔女のカウントダウン☆
従って、ストレスも貯まる。
気の許した仲間に顔を合わせると、愚痴の1つ位(実際には、1つばかりでは無いが…)溢したくなるのである。
『まあ…僕に言わせると、幸也に教師は向いてないと思うけど…』
そう言って、ハンカチで眼鏡レンズを拭く哲太は、T大卒の医師(新米だが)
『俺が、一番 気楽でいいや』
と笑う一也は、自称ミュージシャン(売れてないので、フリーターと言った方が正解だが)をしている。
こんなにバラバラな俺達は、高校時代からの腐れ縁だった。年上の哲太、年下の一也は、俺と雅彦の先輩と後輩にあたる。
その時
『だけどよ…俺は最近、このまま、ホスト続けてていいのかって、考える時があるよ』
いつもハイテンションな雅彦が、珍しく真顔で口を開いた。
『おいおい、歌舞伎町NO1ホストさんが、悩むなんてらしくないな…なんかあったのか?』
哲太が、驚いたような顔で訊く。
『ん…? アハハ… らしくねーのは解ってるけどさ、俺…どうやら女に本気で惚れたらしーわ…』