魔女のカウントダウン☆

『そうかな〜、でも僕心配だから、自分のお小遣いで、大福を買うよ』


『大福を?』


『うん、だって 大福が後、1コ多くあったら、喧嘩にならなかったと思うから…』


『高崎…』


涙をポロリと溢しながら、そう呟いた高崎が、妙に愛しくて、俺は 小さな肩を抱き締めた。

抱き締めながら

『じゃあ、その大福 先生がプレゼントするよ…』

そう言った。



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