ビターチョコレート









「いい加減にしろよ!あんたしつこい!!」



イライラの頂点に達したのか、俊ちゃんの口から発した言葉は今までの比じゃないほど口調はきつく荒々しかった。



「……でっ…でもホンマやもん……!!!」


「だから俺はあんたなんか知らねぇって。何回言えばわかんだよ!」




それでも引き下がらないあたしに嫌気がさしたのか、そう言われてしまった。





本当に悲しかった。

悲しくて悲しくて仕方なかった。


でもそれ以上の言葉があたしを待っていた。






「てかもうあんた俺に関わんないでくれる?マジこういうの困るから。」



その言葉は今までで一番冷たかった。




そう言うと俊ちゃんはあたしの横をすり抜け歩き出した。


あたしはだんだんと小さくなっていく俊ちゃんの背中をただ見ている事しか出来なかった。



しばらくするともう俊ちゃんの姿は見えなくなっていた。




それと同時に我慢していた涙は頬を伝い地面に落ちていく。





そして、あたしの中の何かが音を立てて崩れていった。








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