ビターチョコレート











麻梨の言葉で少しは気が楽になった気がした。


でも俊ちゃんがあたしのことを忘れたのは紛れもない事実でそれはすごくショックだった。







授業が始まってからもずっと上の空で内容は全く耳に入ってこなかった。



今日は部活紹介があったけどそれもちゃんと見ることが出来なかった。






その間あたしはずっと俊ちゃんのことを諦めるかどうか悶々と考えていた。


それでもやっぱり答えはまだ出なくて帰り道でも考えていた。




麻梨が何か話していたみたいだったけどそれも耳に入らずただ相づちを打つだけだった。









気付いたらもう家の前まで来ていて、中に入るとそのまま自分の部屋に行きベッドに倒れ込んだ。






あたしはどうしたらいいん?


諦めんと頑張る?

…でも何を?


それに何言っても無理やったし…。



あんな風に突き放されたらもう頑張れへん……。


やっぱり潔く諦めた方がいいんかなぁ…。









…ん?ちょっと待って……。

……もう頑張れへん?




あたしはもう頑張れへんって言えるほど何かした?





…そっか、そうやんな……。


うん!決めた!!



あたし、もう一回頑張ってみよ……!!




高校生活の2日目はこうして幕を閉じた。











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