ビターチョコレート
次の日あたしは麻梨に会うなり昨日決めたことを話し始めた。
「あたし、俊ちゃんのことどうするか決めた…!もう一回頑張ってみる!!」
あたしがそう言うと麻梨は優しく微笑んでいった。
「そっか。何かあったらいつでも言ってね。」
「うん!!」
あたしは満面の笑みで言った。
その後は昨日のテレビがどうだったとかそんな話をしているといつの間にか学校に着いていた。
今日は俊ちゃんにあたしのことを思い出してもらえるように頑張ると決めたからか授業に集中することが出来た。
そして昼休みになると麻梨は箸を片手に聞いてきた。
「ねぇ、頑張るって決めたはいいけどさぁどうするの?芸能クラスに行くのは無理でしょ?」
「うん…。それに校舎自体ちゃうしな。やしちょっと予定狂ったけど昨日言ってたみたいに俊ちゃんち行こうと思う。」
ただでさえ芸能クラスなんて場違いなのにその上芸能科と普通科の校舎が違うとあっちゃ尚更行ける訳がない。
下駄箱の場所は同じだからそこで待ってるっていうのもありかもしれないけど、回りの目が気になる。
「あぁそっか。そうだね。確かにそれしかないかもね。」
気持ちを察してくれたのか麻梨はそう言った。