姪は叔父さんに恋してる
曲がった道は見る限りずっと真っ直ぐで、元町商店街みたいにお洒落なお店が軒を連ねていた。
骨董品店に花屋さん。
それらを見物しながら水色の屋根を探すと、
「あ。」
細い脇道の手間に、他の店より一回り小さい水色の家が見えた。
なるほど、確かにドールハウスだ。
少し小走りになって傍に寄ると看板には見慣れた印字で、
“LIART”と書かれていた。
「ここだ…。」
間違いない。
私の顔に、パッと笑顔が戻ってきた。
鞄の紐を両手で掴み、一歩一歩確認するように店内に入る。
ここが、叔父さんの来るお店。
扉を軽く開くと、“カラン”とベルの音が店内に響いた。